<Header>
<Author: 岑參>
<Title: 逢入京使>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 京に入る使ひに逢う>
<BookPage: 421>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
故園東望路漫漫，
雙袖龍鍾淚不乾。
馬上相逢無紙筆，
憑君傳語報平安。
<End Poem>
<Translation>
故郷（こきょう）のわが家（いえ）のある東方（とうほう）を眺（なが）めやると、過（す）ぎて来（き）た旅（たび）の道（みち）のりは、限（かぎ）りなくはてしない。両方（りょうほう）の衣（ころも）のそでにとめどなく落（お）ちる涙（なみだ）は、乾（かわ）くひまもない。

馬（うま）に乗（の）ったまま出会（であ）ったので、手紙（てがみ）を書（か）くべき紙（かみ）や筆（ふで）もない。あなたに伝言（でんごん）をたのんで、ただ無事（ぶじ）であることを家族（かぞく）に知（し）らせよう。
<End Translation>